山口進 ジャポニカ学習帳の昆虫植物写真家がスゴイ!表紙カメラマンの他の作品についても。
小学生の頃の学習帳、ノートといえば誰もが思い出すのが、ジャポニカ学習著!
ジャポニカ学習帳が生まれたのは1970年。今年、2015年には45周年を迎えました。
多くのかたのイメージでは、動植物や昆虫の写真が表紙ではありませんか?
写真には、「自然を大切にしよう」というメッセージが込められており、
飾りに飾った動植物、昆虫の写真は1,200枚!、累計販売数は12億冊以上とのことです!
一人に一冊以上の計算ですね!
そして、動植物、昆虫のイメージのある表紙は、当初は画家のイラストを用いていたのですが、
1973年より専属カメラマンとして今回ご紹介する山口進さんが表紙写真のすべて担当されています!
山口進さんのプロフィールは?
山口進(やまぐちすすむ)さんは1948年生まれの67歳。
肩書きは、昆虫植物写真家、自然ジャーナリストのほか、山梨大学教育人間科学部非常勤講師を務めていらっしゃり、
メディア関連では、ジャポニカ学習帳の表紙写真以外にも、NHKの『ダーウィンが来た!~生きもの新伝説~』、『ワイルドライフ』などで、
企画から撮影まで携わっているそうです。
1年のうち10ヶ月ぐらいは海外で撮影活動をしています。
世界にある、美しい花や昆虫や変わった動物、子供や大人に
「見たい!」と思ってもらい、「行動力」につなげ、
「知りたい!」を「学習」に結びつけることを大事にされており、
確かに、日常にあるものですとなかなか好奇心が湧きづらいですが、
ジャポニカ学習帳の表紙の写真を見ると、まず「何だろう?」といった好奇心が湧きますね!
山口進さんの歴代のジャポニカ学習帳写真ランキング!
45年の歴史があるとはいえ1,200枚の写真を使った理由が、同じ写真を2度使わない!からだそうです。
今年の4月28日(火)から6月15日(月)まで、歴代の「ジャポニカ学習帳人気投票」を行った結果が下記のとおり!
1970年代のジャポニカ学習帳ランキング!
1980年代のジャポニカ学習帳ランキング!
1990年代のジャポニカ学習帳ランキング!
2000年代のジャポニカ学習帳ランキング!
全ての年代の1位に昆虫が選ばれています! 確かにどれも印象的ですね。
でも、2012年より昆虫が苦手な子供が増え、親や教師の希望により表紙に昆虫を利用するのを辞めたそうです。
人気はあるものの、嫌いな人もいる昆虫、難しいですね。
選ばれた商品は、復刻版セットしてAmazonで購入することができます。
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山口進さんの著作一覧
実物大巨大昆虫探検図鑑(ちしきのぽけっと7)
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世界最大のヘルクレスオオカブト、迫力のオバケエダナナフシなどの巨大昆虫に、実物大標本と生態写真です!
生息環境の紹介や、実際に現地を訪ねた山口進さんの探検記も書かれています!
世界クワガタムシ探険記 ダーウィン・ビートルを求めて (ちしきのぽけっと 16)
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山口進さんの南米チリへの取材によるチリクワガタの生態写真をはじめ、数十年におよぶ海外取材の成果を収録した一冊。
世界のクワガタを生態写真と環境写真で解説されてます。
米が育てたオオクワガタ(イワサキ・ノンフィクション)
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山口進さんがオオクワガタの生息地を歩き、その生態を調べた里山の自然とクワガタムシの記録。
その結果、稲作の変遷とオオクワガタの盛衰が関係していることが解ってきたみたいです。
昆虫と人間の生活にも関連性があるとは面白いですね。
カブトムシ 山に帰る
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こちらはカブトムシ。虫が暮らす環境の変化と環境の変化がもたらした虫の変化。
今度はカブトムシにどんなことが起きているのか? 昆虫と人間も共生の関係があるんですね。
地球200周!ふしぎ植物探検記(PHPサイエンス・ワールド新書)
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インドネシアに咲くというショクダイオオコンニャクは、世界一大きく、世界一臭く、七年に一度咲き二日でしおれる。
そのため、撮影に成功した人は少なく、山口進さんは成功したわずかなうちの一人!
ショクダイオオコンニャクのほか、土のなかで咲くランや、メスバチそっくりでハチと「交尾」するランなど不思議な植物を多数紹介します。